成田山新勝寺 千葉県成田市成田1

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成田山の社会事業

成田山の
社会事業

共生き(ともいき)成田山
「皆さまと共に生きる」成田山による奉仕の心

共生き成田山

百年以上前から始まる
成田山の教育・文化・福祉活動

成田山では、1898(明治31)年に成田中学校(今の成田高等学校)の開校を皮切りに、成田図書館(今の仏教図書館)、成田幼稚園、成田山女学校、成田山感化院(今の成田学園)を次々と設立します。100年以上たった今でも、成田山教育財団、成田山文化財団、成田山福祉財団を通じて、社会事業に微力を尽くしております。

学校法人 成田山教育財団の事業

成田高等学校は、1898(明治31)年成田山の当時の貫首石川照勤により、この地域の教育の充実と文化の向上のために開校されました。宗教家として教育事業に真摯に取り組むという理念に基づき、付属中学校・付属小学校が続いて開校され、小学校から高校の一貫教育が実現します。仏教の教えを通して心身共に鍛錬された、広く社会に貢献する人材の育成を目指します。

成田高等学校、同付属中学校、同付属小学校
〒286-0023 千葉県成田市成田27
電話:0476(22)2131

成田幼稚園は、千葉県下に現存する中で最も古い私立幼稚園です。「教育、福祉は人生を平安ならしむる重大事にして人類発展の根源なり」とする理念に基づき1905(明治38)年に開園されました。伝統的な仏教の教えと、新しい教育プログラムを融合させ、人格形成に非常に重要な幼児教育の向上に尽くします。

成田幼稚園
〒286-0032 千葉県成田市上町633-2
電話:0476(22)0059

成田国際空港開港にともない開発された成田ニュータウン。成田山の「地域や空港と共に生き、共に発展したい」という考えから、1973(昭和48)年に「はぼたん幼稚園」が開園されます。「元気な・明るい・素直な」子を育成することを目標とし、この地域における幼児教育の充実に力を入れています。

はぼたん幼稚園
〒286-0036 千葉県成田市加良部1-11
電話:0476(28)1234

財団法人 成田山文化財団の事業

成田山仏教図書館は、地方文化の向上を目指して、1901(明治34)年 に成田図書館という名称で開館しました。仏教書だけではなく、重要文化財の「住吉物語」や「伊能忠敬日本実測輿地図」といった蔵書があります。国会図書館にも所蔵をしていない明治・大正期の雑誌も数多く残され、夏目漱石や島崎藤村といった作家の貴重な初版本も多く所蔵しています。

1988(昭和63)年の全面改築工事落成を機に仏教の専門図書館としての性格を重視し、成田山仏教図書館に改称しました。
成田山仏教図書館
〒286-0024 千葉県成田市田町312
電話:0476(22)0407

1992(平成4)年に、興教大師850年御遠忌記念事業として開館された成田山書道美術館。中国山東省泰山にある摩崖碑「紀泰山銘」の拓本はじめ、江戸末期から現代に至るまでの書作品及び資料を幅広く収蔵しています。また、広い館内を利用して、成田山所蔵の寺宝や美術品の展示が行われています。

自然豊かな美しい成田公園の一角で、四季折々の景観を楽しみながら書道美術に親しむことができます。
成田山書道美術館
〒286-0023 千葉県成田市成田640
電話:0476(24)0774

1947(昭和22)年に創立された成田山霊光館は、成田山所蔵の美術品(絵馬・錦絵・版木・彫刻)及び、下総地方を中心とする考古資料・民族資料・自然科学資料・古文書等を収集・保管・研究する施設です。成田山の歴史を彩る歴代の市川團十郎に関する歴史的資料、約6万点を収蔵。研究の成果として、定期的に収蔵品を成田山平和の大塔1階霊光殿にて企画展示しています。

成田山霊光館
〒286-0021 千葉県成田市土屋238  電話:0476(22)0234

社会福祉法人 成田山福祉財団の事業

成田学園は児童福祉法に基づき、児童を保護育成する社会福祉施設です。成田学園の前身である千葉感化院は、千葉県仏教各宗寺院共同事業として1886(明治19)年に創設されました。1888(明治21)年以降、成田山が維持経営を一手に引き受け、教護事業より養護事業へと事業変更します。1979(昭和54)年に成田市玉造に移転され、22,000㎡の敷地で明るく元気な園生活が営まれています。

成田学園
〒286-0011 千葉県成田市玉造1-1  電話:0476(27)5451

その他の活動

成田山仏教研究所は、成田山教学の確立を目的として、1975(昭和50)年に設立されました。真言密教、特に不動尊信仰の教義を正しく理解するために、サンスクリット語やチベット語などの原典研究をはじめ、幅広い研究活動を続けております。それらの実績を『成田山仏教研究所紀要』や『インド古典研究』などの学術的出版物として刊行しつつ、一般向け書籍の出版や仏教文化講座の開催に努めております。

成田山では書を通じた青少年の情操教育、及び書道の振興を目的として、1985(昭和60)年より毎年、全国競書大会を開催しております。応募作品から厳正な審査を経て、特別賞に選ばれた青少年を書の故郷である中国へ派遣、中国の青少年と書道を通じた交流を行い日中友好に大きな成果を上げています。

成田山では、作文教育が重要であると考え、毎年、小・中学生を対象に作文コンクールを開催しております。

「成田山はぼたん日曜学校」は、地域の子どもたちの健全な心身育成と豊かな仏教情操教育の実践を目的に、1950(昭和25)年に発足されました。成田山福祉教化カリキュラムの毎月のテーマと目標に沿った年間計画に基づき、毎週日曜日の午前中に活動。特に地域での奉仕活動を積極的に実践しております。2001(平成13)年には、全国青少年教化協議会が主催する正力松太郎賞を受賞しました。

千葉県内で唯一の民間更生保護施設である千葉帰性会への支援をはじめ、保護司、教誨師、篤志面接委員の支援を行なっております。

整備事業

成田山では成田山公園などを整備・管理し、
一般の方々に広く開放しております。

広さ16万5,000 平方メートルの広大な敷地に、成田山書道美術館、茶室「赤松庵」、浮御堂などの設備が整う成田山公園は、1928(昭和3)年完成、1998(平成10)年に大改修をしました。池の水漏れを防ぐため、三つの池を池底から改修した大がかりな工事や、梅・桜・つつじ・紅葉の植栽を行い、四季によって趣を変える大庭園として整備されました。仏教の思想を組み入れ、境内全域が禁猟区とされるなど、公園全体が不殺生(ふせっしょう)を象徴する尊い生命をはぐくむ場となっております。自然豊かなこの公園は、ご参詣者の心地よい利用のため、常に専門スタッフによって手入れされております。

 

成田山公園

939(天慶2)年に寛朝大僧正が御本尊不動明王を捧持され、難波の津より海路を東上して上陸されたのが横芝光町尾垂ヶ浜です。昔から光町有志の皆さまにより大切に祀守されてきましたが、昭和の初めに聖地を顕彰するため巨石が運ばれ、1960(昭和35)年に記念碑が建立されました。成田山では、開基1060年記念事業として、海上安全と万物共生を願い浪切不動尊像を建立し、御本尊上陸聖地にふさわしい整備を行いました。毎年5月27日には、御本尊上陸聖地報恩大法会を厳修しています。

所在地 千葉県山武郡横芝光町尾垂ヶ浜
最寄り駅 JR総武本線 横芝駅下車 タクシー又はバス利用
最寄りIC 千葉東金道路 横芝光IC

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