旬をお届け 今月の成田山 ひとこと説法「今月のひとこと説法」

今月のひとこと説法

 三寒四温、厳しい冬が過ぎてようやく春が来ました。日々の生活を営む人間にとって花との出会いは、心の優しさを失うことなく安らぎを感じるひと時です。
 「蓮を観じて自浄を知る」という教えがありますが、花は仏さまや亡くなった方の供養に大切なもので、とりわけ蓮華は仏教のさとりを象徴する花です。
 野の花の小さな命にも宇宙大自然の神秘的な力が働いており、亡き人の御霊に花を手向けることは、古今東西にわたり人類共通の習慣です。もしそれが一輪の花にせよ、仏壇にお供えし手を合わせるとき、花は美の対象ではなく、故人と生きている私たちとの仲立ちとなります。
 花は人間が生かされて、生きていることに気づかせてくれる尊いものです。花を手向けるこころがほのかに理解できれば幸せです。

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