【告知】第42回 成田山雅楽演奏会
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11月3日(月・祝)は、成田山新勝寺光輪閣4階にて成田山雅楽部による第42回成田山雅楽演奏会が開催されます。
光輪閣1階 南玄関よりご入場いただけます。
本年は管弦『賀殿急』『武徳楽』、舞楽『陵王』を披露します。
是非伝統の音色と華やかな舞をお楽しみください。
○管絃『賀殿急』賀 殿 急(かてんのきゅう)
承和年間(834~848年)、遣唐使として唐に渡った藤原貞敏が持ち帰った『賀殿』の譜面から、「急」を中心に、整えられ作曲されたと言われています。双調にも渡され、管絃でも古くからよく演奏されてきました。
その名称から、新築祝いにふさわしい演目として奏されることが多い曲目です。
○管絃『武徳楽』(ぶとくらく)
原曲は、漢の高祖劉邦(前247年~前195年)により作られた舞曲といわれています。わが国では、藤原忠房が相撲節会のために勅によって改作し、その後宮廷の武徳殿で行われる小五月会にて演奏されたといわれています。
古くは舞手もありましたが現在では絶えてしまい、管弦のみで演奏されます。
○舞楽『陵王』(りょうおう)〈左方舞〉
中国 北斉(550~577年)の蘭陵王・長恭は、優れた武才とともに大変な美男子として知られ、部下が見とれるほどの容姿だったため、味方の士気を高めるよう獰猛な仮面をつけて指揮を執りました。兵士はそれに鼓舞されて次々と勝利を収めていったと伝えられています。その勇士を称えて『陵王』という曲が作られたと言われています。
舞台上を活発に動き回る走舞いで、右手に桴、左手は剣印という形で舞うこの姿は、武将が馬上で指揮をとる姿を表しているものだと言われています。
