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大本堂(だいほんどう)


昭和43年(1968)建立。大本堂は当山で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。堂内の御本尊不動明王は、向かって右に矜羯羅童子、左に制咤迦童子を従えています。また、四大明王や平成大曼荼羅などが奉安されています。堂内には、どなたでもお上がりいただけます。車椅子用エレベーターがありますので、ご利用ください。
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平和大塔(へいわのだいとう)


昭和59年(1984)に建立された平和の大塔は、真言密教の教えの根本を表わした塔です。総高は58mで、1階は大塔入口、成田山の歴史などの展示、写経道場各種受付があります。2階の明王殿には、大塔の御本尊不動明王、四大明王、昭和大曼荼羅、真言祖師行状図が奉安され、3・4階の経・法蔵殿には、ご信徒による掛仏、5階の金剛殿には五智如来が奉安されています。
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三重塔(さんじゅうのとう)


正徳2年(1712)に建立された国指定重要文化財です。総高は27mで、塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。雲水紋の彫刻がほどこされた各層の垂木は一枚板で作られた珍しいもので、一枚垂木と呼ばれています。
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釈迦堂(しゃかどう)


安政5年(1858)に建立された国指定重要文化財です。2代前の本堂であり、大本堂の建立にあたって昭和39年(1964)に現在の場所に移されました。仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。周囲には、五百羅漢や二十四孝の彫刻がほどこされ、江戸時代後期の特色をよく残している総欅づくりの御堂です。開運厄除御祓の祈祷所です。
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光明堂(こうみょうどう)


元禄14年(1701)に建立された国指定重要文化財です。釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期の貴重な建物です。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。後方には奥之院の洞窟があり、毎年、祇園会に開扉されます。
星まつり御札受付所、縁結びの祈願所です。
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額堂(がくどう)


文久元年(1861)に建立された重要文化財で、昭和61年(1986)に修復されました。ご信徒から奉納された額や絵馬などをかけるお堂で、江戸時代に奉納された貴重な絵馬や、様々なモチーフの彫刻は、目を見張るものがあります。堂内には七代目市川團十郎の石像が奉安されています。
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一切経堂(いっさいきょうどう)


享保7年(1722)に建立され、文化6年(1809)再建。天保2年(1831)、昭和37年(1962)、昭和41年(1966)、昭和61年(1986)、平成10年(1998)、平成21年(2009)と多くの修復を繰り返してきました。堂内の輪蔵には、一切経(約2,000冊)が納められています。入口の扁額は、松平定信公の筆によるものです。
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出世稲荷(しゅっせいなり)


明治21年(1888)に再造。大本堂を正面に左手に進み、階段を上ると出世稲荷がひっそりと佇んでいます。御本尊は、江戸時代に成田山を篤く信仰した佐倉藩主・稲葉正通が寄進されました。商売繁昌、開運成就、火伏せのご利益があると伝えられており、古くから出世稲荷と呼ばれて親しまれています。
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聖徳太子堂(しょうとくたいしどう)


平成4年(1992)に建立、平成19年(2007)に修復されました。日本の仏教興隆の祖である聖徳太子の理念にもとづき、世界平和を願って建てられました。堂内には、大山忠作画伯の壁画が6面に渡り描かれてあり、聖徳太子像が奉安されています。
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醫王殿(いおうでん)


開基1080年祭記念事業として平成30年(2018)に建立。木造総檜、一重宝形造の御堂には薬師瑠璃光如来、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が奉安されています。
病気平癒と健康長寿の祈祷所です。
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仁王門(におうもん)


天保元年(1830)再建の国指定重要文化財。門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊を奉安。また、裏仏として、広目天、多聞天の二天が奉安されています。中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯は、魚河岸講の奉納によるものです。
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総門(そうもん)


開基1070年の記念事業として、平成20年(2008)建立。荘厳な雰囲気の総門は、高さ15mの総欅造り。蟇股という欄間にあたる部分には十二支の木彫刻が施されています。また、楼上には八体の生まれ歳守り本尊が奉安されています。成田山の表玄関として、多くのご参詣者をお迎えしております。
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阿弥陀堂(あみだどう)


開基1090年の記念事業の一環として、令和7年(2025)に旧阿弥陀堂より遷座しました。御本尊阿弥陀如来は智慧と慈悲の本誓により、無限の命を救済する仏さまです。脇侍として仕える観世音菩薩・勢至菩薩と合わせて「弥陀三尊」と称されます。
また、閻魔王をはじめとする十王は亡き人の生前を振り返り、来世を導く役割として信仰されています。
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薬師堂(やくしどう)


薬師堂は江戸時代初期の明暦元年(1655)に建立された3代前の本堂で徳川光圀公や初代團十郎が参詣した成田山現存最古のお堂です。
開基1080年祭大開帳の記念事業として境内整備と堂宇の修復が行われ、平成25年(2013)5月に落慶しました。