1月12日、真言宗中興の祖と仰がれる興教大師覚鑁上人(こうぎょうだいしかくばんしょうにん)の命日法要を橋本照稔貫首大導師のもと大師堂で厳修しました。
興教大師は、嘉保2(1095)年、現在の佐賀県鹿島市にお生まれになりました。弘法大師の教えを再興するとともに多くの学徒を養成。その後、和歌山県の根来山に移り「新義」といわれる教学を確立し、康治2(1143)年12月12日、49歳で入滅されました。
成田山では古くから陰暦12月(現在の1月)に法要を行ってきたため一月遅れの厳修となります。
厳しい寒さの中、多くの御信徒が参列し、焼香台で静かに手を合わせ御遺徳を偲びました。
カテゴリー[行事ご報告]の記事一覧
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12日 01月 2020年
覚鑁忌(かくばんき)
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10日 01月 2020年
節分会の福枡浄書
節分会の福枡浄書を行いました。成田山の福枡は秋田ヒバ製の1.8リットル枡を使用しています。僧侶が一つひとつ丁寧に「節分会 令和二庚子閏歳」と記し、枡底に「成田山」の焼き印を押して仕上がります。
節分会の詳細はこちらをご覧ください。
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08日 01月 2020年
大般若会(だいはんにゃえ)
清瀧権現堂(せいりゅうごんげんどう)にて天下泰平・万民豊楽・五穀豊穣・息災延命を祈願する大般若会を関川照知法務部長導師のもと厳修しました。
大般若会は、大般若経転読会(だいはんにゃきょうてんどくえ)ともいわれ、大般若経600巻の経題を読み上げ、経典一巻一巻を転読する法会です。経典を転読する風にあたると、1年間無病息災の御利益をいただけるということから多くの方が参列し、法会後には大般若特別札を受けました。
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07日 01月 2020年
浄書式
新春恒例の伝統行事、浄書式を橋本照稔貫首大導師のもと厳修。御本尊不動明王の御宝前で法楽を捧げ、今年最初の御護摩札を浄書しました。
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05日 01月 2020年
手斧(ちょうな)始めの儀
成田山全域の営繕工事の安全を祈願する手斧(ちょうな)始めの儀が行われました。
関係者が見守る中、古式にのっとり丈量の儀、鋸の儀、墨差し、墨打ちの儀、釿掛けの儀、鉋掛けの儀が執り行われ、一年の工事安全を祈りました。
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01日 01月 2020年
新春航空安全祈願祭
旅行客で賑わう成田国際空港第2ターミナル出発ロビーで、成田市観光協会主催による新春航空安全祈願祭が行われました。成田山僧侶による法楽の後、導師の伊藤照節教化部長から石井靖男国土交通省東京航空局成田国際空港長に安全祈願御護摩札を授与。空港の無事故安全と国際拠点として更なる飛躍を祈りました。
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01日 01月 2020年
十一代目市川海老蔵丈による「にらみ」の奉納
大晦日、十一代目市川海老蔵丈が大本堂前で「にらみ」を奉納しました。
成田屋家伝の芸である「にらみ」は、邪を祓うお不動さまの御霊徳をあらわしたものとされ、にらみを受けると一年間無病息災で過ごせると伝えられています。
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28日 12月 2019年
納め札お焚き上げ柴灯大護摩供
一年最後の御縁日(ごえんにち)「納め不動」にあたり、御護摩札や御守をお焚き上げする納め札お焚き上げ柴灯大護摩供を厳修しました。
山伏の修法により道場の炉壇に火が上がると、参列の皆さまがお願い事を書き入れた壇木、護摩木、各ご家庭や事業所などから納められた御護摩札や御守を次々にお焚き上げしました。参列者は、燃えさかる炎に手を合わせ、一年間御加護いただいたお不動さまへ感謝の祈りを捧げました。
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26日 12月 2019年
年末恒例の餅つき
12月13日の煤払い以降、境内各所にて行われてきた新年を迎える準備も本日の餅つきで大詰めを迎えました。
午前2時に釜に火を入れ、約8俵の餅米を蒸して次々に餅をつきました。
つきあがった餅は、成田山職員や出入商睦会、近隣の菓子職人によって、お供え餅やのし餅約に調製。御本尊不動明王をはじめ境内各所にお供えします。
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25日 12月 2019年
大しめ縄飾り付け
本年11月から準備が進められてきた大しめ縄が大本堂前に飾り付けられました。 成田山の大注連縄は、約6,000束の藁から色や堅さなど注連縄に適したもの2,500束を選別して作り上げられたもので、幅6.6メートル、高さ1.5メートル、重さは約200キロあります。 江戸時代の成田山中興代一世貫首照範上人が五穀豊穣を祈願して考案されたことから「しょうはんじめ」とよばれています。 大しめ縄は、明年1月28日の初不動の日まで大本堂前に設置されます。