成田山では平成30年の開基1080年祭奉修に向けて各種記念事業を進めています。その主眼となる事業の成田山醫王殿建立は、いよいよ加工が進められてきた御用材の組み立て工事に入ります。
本日、橋本照稔貫首大導師のもと立柱式(りっちゅうしき)を厳修。工事関係者らが参列して伝統的儀式を古式に則って執り行い、工事の安全を祈りました。
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13日 11月 2015年
成田山醫王殿立柱式
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10日 09月 2015年
成田山醫王殿建立 御用材視察
成田山では2018年(平成30年)に開基1080年祭を迎えるにあたり、左記のとおり記念事業を進めています。
一、成田山醫王殿建立
二、旧本堂薬師堂修復
三、国指定重要文化財額堂耐震補強
四、大本堂・光輪閣改修
五、境内施設整備
記念事業一、平和大塔西側に建立予定の成田山醫王殿(左ページ完成予想図)は、4月二27日に橋本照稔貫首大導師のもと地鎮祭を厳修。次いで6月22日に地鎮鎮壇式を執り行いました。11月13日の立柱式に先立ち、9月10日、御用材を管理する株式会社金剛組の関西加工センター(大阪府富田林市)を岸田照泰寺務長が視察しました。
成田山醫王殿に使われる御用材
御用材は奈良県吉野産の良質な檜材ばかりで、センターでは、柱や梁(はり)など各部材への加工が進められています。設計監理を担当する一般財団法人建築研究協会の藤本春樹氏、棟梁の向山慧氏ほか関係者から、各御用材の使用箇所や現在の作業状況について説明を受けました。
醫王殿の工事は、基礎躯体構築が完了し、石材を積み上げて土台造成の作業へ移ります。その上に約12メートル四方、高さ約12メートルの木造・宝形造(正面五間、側面五間)唐破風(からはふ)付、本瓦葺の御堂が建立されます。
工事中はご不便をお掛けいたしますが、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。境内のバリアフリー化やトイレ改修の工事も行っています。記念事業の趣旨をご理解いただき、御信援をお寄せいただきますようお願いいたします。
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01日 08月 2015年
成田山境内施設整備
記念事業の大本堂・光輪閣改修と境内施設整備は、ご信徒皆さまがおまいりしやすい境内を目指して取り組んでいる事業です。特に車椅子や高齢者の利用を考慮したトイレの多目的化や洋式化、境内のバリアフリー化を推進しています。
これまでに光輪閣南側エレベーターの改修、大本堂内エレベーターの新設をはじめ、光輪閣内、大本堂東翼殿後方、釈迦堂西側奥山広場の各トイレを全面改修しています。さらに本年6月末には、光輪閣一階総受付前のトイレと大本堂地階・第一講堂のトイレの全面改修が終了しました。
現在は、大本堂ロビー・第二講堂のトイレ改修工事を進めていて、それぞれ本年秋に完成する予定です。明年2月からは、エレベーターを併設する大本堂西側後方トイレの改修も始まります。
工事中、皆さまにはご不便をおかけいたしますが、記念事業の趣旨をご理解いただき、ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。
多目的室も備わった光輪閣1階総受付前のトイレ
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10日 05月 2015年
福島県南相馬市小池小草自治会御一行が来山
福島県南相馬市の小池小草仮設住宅自治会の皆さまが来山されました。
成田山では東日本大震災以来、支援物資のお届けや現地での彼岸法要厳修など、小池小草仮設住宅での支援活動を続けています。本日は23人が来山して御護摩に参列。坊入の席では山﨑照義長臈がご挨拶しました。
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03日 05月 2015年
ネパール地震被災地支援募金を実施
総門前にて成田山仏教青年会、成田山交道会による「ネパール地震被災地支援募金」を行いました。4月25日にネパールの首都カトマンズから北西80キロメートル付近を震源とするマグニチュード7.8の地震が発生し、ネパールでは5100人を超える方が亡くなり、今なお多くの方々が避難生活を余儀なくされています。成田山では、御本尊不動明王の御教えである「まごころこめて助け合い」の実践として支援募金を実施。多くの参詣ご信徒の皆さまから浄志を寄せていただきました。
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27日 04月 2015年
成田山醫王殿建立地鎮祭
この度、成田山開基1080年祭記念事業として建立する薬師殿(仮称)が、地鎮祭を迎えるにあたり正式に「成田山醫王殿」となりました。
本日、平和大塔脇の建立予定地で橋本照稔貫首大導師のもと地鎮祭を厳修。法楽の後、大導師をはじめ成田山奉賛会 倉田寛之会長(写真)、成田山内陣十六講 岡部照夫総講元、小泉一成成田市長、成田山責任役員 滝澤尚二総代、一般社団法人建築研究協会 今村祐嗣理事、株式会社大林組 白石達社長の代表者6名が鍬入れの儀を行い、工事の安全を祈りました。
醫王殿は平成30年3月に落慶予定です。
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07日 04月 2015年
「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に境内募金を寄託
成田山境内の募金箱に寄せられた1,579,667円を「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄託しました。この寄附金への寄託は平成25年から毎年行っており、今回で3回目となります。
伊藤照節教化部長が福島県庁に赴き、保健福祉部こども未来局の小川武次長に目録をお届け。小川次長は「有効に活用し子どもたちの支援に役立てたい」と述べられました。
成田山では引き続き支援を続けてまいります。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
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11日 03月 2015年
福島県いわき市 第4回祈りのつどいに参加
福島県いわき市、平中央公園で第4回祈りのつどい(3・11希望の灯りプロジェクト実行委員会主催)が行われ、成田山仏教青年会と成田山交道会の会員が参加しました。この公園には、被災地の皆さまが安寧に暮らすことができるように願い、兵庫県神戸市から分灯された「希望の灯り」が灯されています。
祈りのつどいでは、来場者が「希望の灯り」をキャンドルに灯して「3・11祈」の文字を型取り、物故者への追悼と一日も早い復興を祈りました。
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11日 03月 2015年
東日本大震災物故者供養法要
3月11日、成田山釈迦堂にて11時から橋本貫首大導師のもと東日本大震災で物故された方々の供養法要を厳修しました。法要には成田市の小泉市長はじめ市内関係各団体の皆さま、福島県から市内に避難されている方々を含む83人が参列しました。はじめに参列者全員で御霊安らかなることを祈る黙祷を捧げた後、法要を厳修。法要では読経に続いて密厳流遍照講下総印旛教区連合会による「追善供養和讃」と成田仏教聖歌合唱団による「仏前讃仰」「いろはうた」が奉唱されました。また、地震があった午後14時46分には「追悼の鐘」をつき、参詣ご信徒と共に御霊の安らかならんことを祈りました。
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11日 03月 2015年
陸前高田市泉増寺慰霊法要
陸前高田市にある真言宗智山派の泉増寺で東日本大震災受難者慰霊法要が厳修され、成田山から山﨑照義長臈が出仕しました。泉増寺は成田山と御縁の深い金剛寺(気仙成田山)の小林信雄住職が兼務住職を務める寺院です。小林住職導師のもと、智山派岩手教区の司東和光僧正はじめ智山青年連合会の青年僧たちが出仕。境内で読経を捧げ、約50人の参列者が焼香して犠牲者の冥福を祈りました。